一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/


一元流鍼灸術では「一」ということの理解を深めることが要求されているわけですけれども「一」というのはいったい何なのでしょう。何を意味しているものなのでしょうか。

来年私はある会で講演を頼まれていますので、その会で発行している資料をすべて取り寄せてみました。とてもよく勉強されていて、独創も多いのですが、ただ一点欠けているところがあって悲しくなりました。それが「一」の視点です。

東洋医学は汗牛充棟と言われるとおり、非常に多くの言葉が積み重ねられてきました。医学を支えている人間観ということから考えると、大陸の思想全体が網羅されてきますので、一つの大いなる文明そのものを学ばなければならないのではないかと気が遠くなってきます。まぁ実際その通りなのですが・・・

けれどもここで注意を払う必要があることは、言葉はただ「何者か」を指し示している符号に過ぎないということです。古代の発語の時点においては確かにその何者かを意識していたはずなのに、時代を下り言葉を連ねるのがうまくなるにつれて、徐々に言葉はそのリアリティーを失っていきます。そして、言葉に言葉を重ねて学者然とする一群の「偉い」人々が出現しました。もちろん彼らは時代を超えるミツバチのように言葉を運ぶことはできますし、彼らの影響で私どもは今勉強することができるわけですから、たくさんの感謝を捧げる必要があります。

けれども我々が学んでいく際、とても大切なことがここにあります。それは、時代を超えるミツバチは言葉を運んでいるのであって、発語のリアリティを運んでいるわけではないということです。発語のまさにその時のリアリティを感じとることができるかどうかはということは、現在生きている我々の意識にかかっているわけです。

ここに、心を沿わせる、という必要が出てきます。あらゆる迷妄を打ち破って初心に立ち返り、初めて出会ったものとして存在そのものを見つめ直す姿勢。そこに言葉を発する時のリアリティがあります。言葉を発する時というよりも、言葉を発する直前の何とも言えない感動、ここを表現しておきたいという強い思い。それがそこには存在していて、我々はそこに心を沿わせていくのです。

「一」とは何か、というと、この存在そのもののことです。記憶している言葉によって物事を評価し分析して理解できたことにして満足するのではなく、存在そのものへの驚きと畏れ、それと出会った時の感動に寄り添うということです。存在そのものに深く耳を傾けること。このことによってはじめて、言葉を発するまさにその時の感動が私どもの中によみがえってきます。そこ。言葉の側ではなく存在そのものの側に立ってそこに表現されている言葉を理解していく。この姿勢を保つことが、一元流鍼灸術の「一」の視点の立つということです。

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今年の末に少しはまったのが、目次作り
収集しているデジタル古典の内、鍼灸に関係しそうなものを
整理して、目次をつけてみました。

あ、でも類経はまだ。2000頁以上あるので眩暈が・・・
それと医宗金鑑:東医宝鑑は、PDFのままで目次なし。

忘年会でみんなに、「古典に興味がある人いる?」
と聞いてみたけど、いなくてがっくし。
自分の勉強のための整理という感じになっちゃいました。

それにしてもネットって、便利なものです。ありがたや。
収集物は、ネットと、家にあるもののデジタル化したもの。
全部で六ギガほどになる画像資料です。

漢方関係を合わせると、この十倍ほどになります。
読み込むものはほんの少しであとは資料という感じになっていくのでしょうね。

それにしても、岡本一抱子には本当に驚かされます。
それぞれの書物のできの良さ丁寧さおもしろさを確保しながら
この大量の日本語化解説書の群れはいったい!
どんな怪物なのかと思う。敬服しています。


■■医学源流■■

日本医学史:富士川游

先哲医話:浅田宗伯

徂徠先生素問評

素問難経解題:丹波元簡

類経:張景岳

難経抄

勿聴子俗解八十一難経:熊宗立

難経本義鈔:寿徳菴玄由

難経註疏:名古屋玄医

難経鉄鑑:広岡蘇仙

難経経釈:徐大椿

難経小解:高井 晰斎

難経疏証:丹波元胤

医経解惑論:内藤希哲


■■養生など■■

陰虚本病

黄帝蝦蟇経

耆婆五臓経

五臟之守護并虫之圖

喫茶養生記:栄西

巻懐食鏡:香月牛山

病家須知:革谿道人


■■医学総合■■

医聖永田徳本伝

長田徳本翁遺説方

啓迪集:曲直瀬道三

師説筆記:後藤艮山

医学切要指南:岡本一抱子

医学正伝惑問諺解:岡本一抱子

医学入門諺解:岡本一抱子

医学三蔵弁解:岡本一抱子

和語医療指南:岡本一抱子

病因指南:岡本一抱子

病因精義:小森桃塢

医道日用綱目:本郷正豊

蕉窓雑話:和田東郭

叢桂亭医事小言:原南陽

医宗金鑑:東医宝鑑


■■診察術■■

脉経:王叔和

脉語:呉崑

百腹図説:一渓道三

腹診録:和田東郭

診極図説:瀬丘長圭

診病奇侅:多紀元堅

導引口訣鈔:養陽子

按腹図解:太田普斎

敖氏傷寒金鏡録

舌胎図説:土田敬之


■■経絡経穴■■

臓腑経絡詳解:岡本一抱子

十四経諺解:岡本一抱子

校正引経訣:岡本一抱子

牛山先生経絡図

十四経絡兪穴弁解:寺尾隆純

経絡発明:菊池玄蔵

経絡弁明:中島玄春

経穴彙解:原南陽

経穴纂要:小阪元祐

穴名備考:浅井図南

阿是要穴:岡本一抱子

経穴密語集:岡本一抱子

非十四経:広瀬白鱗


■■鍼灸術他■■

鍼灸集要:曲直瀬道三

啓迪庵日用灸法:曲直瀬道三

鍼灸要論:曲直瀬玄朔

鍼灸抜萃大成:岡本一抱子

杉山真伝流

鍼法弁惑:藤秀孟郡子

吉益家伝秘法

鍼灸説約:石坂宗哲

鍼灸則:菅沼周桂

鍼治極秘伝:木邨太仲

鍼治枢要:矢野白成

鍼治口訣鈔:養陽子

鍼術秘伝書

妙鍼流極秘書

鍼法一軸:福田氏道

鍼法弁惑:藤秀孟郡子

鍼論:葛西清希夷

鍼術秘要:坂井豊作

鍼灸備要:青山道醇

鍼灸明鑑:大石良輔

鍼灸要法指南:岩田利齋

活物実験禄:大須賀観界

黄帝明堂灸経:竇桂芳

名家灸選

巻懐食鏡:香月牛山

灸炳要覧:堀元厚

痧脹玉衡書:郭志邃

刺絡聞見録:三輪東朔

吐法編:萩野台州


■■婦人小児■■

産科彙篇:香川玄悦

産論:賀川玄悦

産論翼:賀川玄迪

産科発蒙:片倉鶴陵

顱顖経:小児科

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