今期の伝統鍼灸学会の会頭である吉元昭治先生には昨年末、鍼灸学会と関係があるとは思わないまま、黄老道と道教および日本医学の身体観についての文章をお送りし、添削していただいていたのでした。
今年、伝統鍼灸学会というところはどんなことをしているのだろうとネットを検索していたところ、なんと吉本昭治先生が講演されるということで、ここは添削のお礼をしなくちゃ義理が立たないと思い、重い腰を上げて伝統鍼灸学会に行ってきました。
形井会長の話は面白く、吉元会頭の話しも面白く、また、シンポジウムでは真剣に日本独自の鍼灸医学とは何かということを検討されているということを知り、感動しました。
でも私は日本医学の特徴というのは身体観にあると思っているんですけど。
そのあたりのことについては触れられていなかったような気が・・・
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丹田を中心とする身体観が日本医道の身体観の基礎
黄老道の身体観を表現している黄帝内経。仏教を受容後の重層的な身体観を表現している難経。
日本においてはその難経の身体観が花咲き、丹田を中心とした身体観が形成された。
黄老道の身体観に関しては《道家思想の起源と系譜》浅野裕一著が基礎。
黄帝内経と難経の身体観の違いは、命門の位置に象徴される。目が命門である黄帝内経に対して、丹田が命門である難経。
黄老道の身体観を表現している黄帝内経。仏教を受容後の重層的な身体観を表現している難経。
日本においてはその難経の身体観が花咲き、丹田を中心とした身体観が形成された。
黄老道の身体観に関しては《道家思想の起源と系譜》浅野裕一著が基礎。
黄帝内経と難経の身体観の違いは、命門の位置に象徴される。目が命門である黄帝内経に対して、丹田が命門である難経。