神戸中医学研究所にいた頃から翻訳を始めた『景岳全書』の現代語訳が刊行されました。
最も重要な部分は『景岳全書〈伝忠録〉』でしょう。
明代の明医張景岳の思想が自らの手でまとめられています。
歴史を振り返りつつ自らの手法を論理的にまとめて提供するということは
なまなかな能力でできることではありません。
この張景岳の学術思想は現代中医学においても色濃く残っており、
古代東洋医学と近現代の東洋医学の扇子の要―歴史の結節点となるものです。
『景岳全書〈伝忠録〉』
『景岳全書〈脉神章〉』
『景岳全書〈傷寒典〉』
最も重要な部分は『景岳全書〈伝忠録〉』でしょう。
明代の明医張景岳の思想が自らの手でまとめられています。
歴史を振り返りつつ自らの手法を論理的にまとめて提供するということは
なまなかな能力でできることではありません。
この張景岳の学術思想は現代中医学においても色濃く残っており、
古代東洋医学と近現代の東洋医学の扇子の要―歴史の結節点となるものです。
『景岳全書〈伝忠録〉』
『景岳全書〈脉神章〉』
『景岳全書〈傷寒典〉』
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生命の側から見るということは、善悪を超えたところ、
すなわち善悪の彼岸に立って生命を見るという位置に立つこと。
知ー庵 抱石
師は言われた。
この濁流のまっただ中に悠然と咲く蓮の華のごとくあれ、と。
私は問うた。
先生はこの世を汚れたものと言われるのでしょうか。と。
師は言われた。
豊饒たる複郁たるこの生命の世界には
清も濁もない清濁一体なること
光あれば影が生ずるがごとし
この陰影の妙こそ生命の美そのもの
生命そのものである
清濁二分の分別心をこそ棄てよ
私は拝して辞した
すなわち善悪の彼岸に立って生命を見るという位置に立つこと。
知ー庵 抱石
師は言われた。
この濁流のまっただ中に悠然と咲く蓮の華のごとくあれ、と。
私は問うた。
先生はこの世を汚れたものと言われるのでしょうか。と。
師は言われた。
豊饒たる複郁たるこの生命の世界には
清も濁もない清濁一体なること
光あれば影が生ずるがごとし
この陰影の妙こそ生命の美そのもの
生命そのものである
清濁二分の分別心をこそ棄てよ
私は拝して辞した