一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/

暝想の準備について、録音されていない部分について述べておきます。〔注:録音ファイルがほしい方はご連絡ください2分半ほどのMP3ファイルが用意されています〕

用意するものは、鈴と香です。鈴はなくてもかまいません。けれども、一応あるものとして録音されています。意識を浄化する効果が高いと思って使用しています。香は毎日香でかまいません。趣味に従って香りを選ぶとよいでしょう。合成の刺激的なものは避けるべきです。逆効果になります。

心の基本は、手放す、ということです。浄め祓う。そのために身心に纏っているものを手放すわけです。手放すためには布団の上で横になるとか湯船につかるという方法もあります。なぜそれをお薦めしないかというと、それをすると眠ってしまうためです。手放していながらその状態を目を覚まして意識し続けるというところに暝想の醍醐味があります。

暝想は単に疲れをとるためや、目や脳を休めるために行うのではありません。生命のリアリティーに直接触れる体験をするために行います。そのためにいつも働いている五感を封じるわけです。五感を封じ六根を浄めて今ここにある生命そのものと出会うこと。それが暝想の醍醐味です。

ですから、暝想をし始めたときに浮かんでくるさまざまなアイデアをメモするなどということはしません。頭に浮かんでくるすべてのものはゴミであると断じ、捨て去ります。これは神仏や親しい人の姿が頭に浮かんできた場合でも同じです。すべてを捨てます。捨てきった先の、フリーホイールのように落ちていく意識の中心に臍下丹田を置き、そこに居続けるようにします。

これが基本です。

呼吸は自然に行います。吸う息で線香の香りが入ってきますのでその香りで脳を洗い清める気持ちをもつのはお薦めです。ことに脳幹の上にある松果体を浄める気持ちで新鮮な香りを入れていきます。その吸気が自然に背骨を下って臍下丹田にいたるように意識することもお薦めです。

けれども吐く息が中心です。吐くことによって自然に吸うことができるという、そのバランスを保ちましょう。吐くのは腹の中から吐きます。臍下丹田よりも少し上で、濁気を吐き出す気持ち。飲食による汚濁を吐ききる気持ちで吐息を自然な範囲内で吐きます。

吐き出した後に天空の生気で脳を洗います。そしてそれが背骨を自然に下って臍下丹田に流れ込んでいきます。

天地の交流の産靈(むすび)の中心に私の臍下丹田がある。

今生きている生命がある。

そこになんの媒介もなく直接触れる努力をし続けることが暝想をするということです。

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