一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/



◇3月の勉強会、読み合わせの前に、全身の生命力の問題と経絡経筋病との関連についてかなりつっこんだ話がありました。いろいろな角度から話した記憶がありますが、例によってほぼ記憶はありません。記録されている方、アップしていただけるとありがたいです。


◇読み合わせは、第三章 陰陽 第三節 臓腑(65p)から最後(75p)まで。
それに四診の腹診部分(218p~224p)でした。


◇67P最終段の記載が改訂されました。(第三版を持っている方はすでに改訂されています。)「臓腑の陰陽関係を、ここの臓とここの腑すなわち十二経それぞれ表裏の陰陽関係として考える場合は前者の考え方、臓と腑の陰陽関係として臓腑全体をガバッとつかんでその陰陽関係を考える場合は後者の考え方に沿っていると言えます。」


◇また、飲み会の席でしたがKさんから「第七節 腹背」についてよく理解できないという質問がありました。

これを書いていたころはどっぷり古典に入り込んでいたのでかなり簡略な記載になっているため理解しにくくなっているのかもしれません。

二段目「天の陽は南に位置し陰は北に位置し」というのは、現在でも使われている東西南北の表現です。これに対して「地の陰は南に位置し陽は北に位置している」とあるのは、古代中国の世界観です。中国が世界のすべてでした。その北西には大山脈がそびえています。これが地気が積もり積もった地の陽であると考えました。また南は陰湿の地であり低く海に面していましたので地の陰と考えました。

「天子は南面して立つ」ということが基本的な常識でしたので、南面している天子にとって、天の観点からみると陰を後に背負い陽を前に抱くということになります。これが老子の言葉と符合します。これに対して、南面している天子にとって地の観点からみると、背部が陽であり腹部が陰ということになります。

それ以下の文章はこの観点を敷衍して述べているものです。


◇実技は比較腹診でした。

脾募の暑い順から見えにくいものまで並んでみていきました。いるも通り壮観ですね。Oさんの心下におよぶほど大きな脾募が消えているのが驚きでした。早歩き20分は効果がありましたね~

また肝の相火もきついものから順に並んでいただきました。肝の相火は微細な出方の人も多く、触れているうちに消えてしまう人、触れられているうちにきつくなる人それぞれあって、順番が前後してしまいました。難しいものであります。

今回は脾募と肝の相火を中心に見ました。けれども、心下満がきつい人、大腹が堅くなってしまっている人、章門が堅くひどい圧痛がある人、少腹急結のような痛みがある人などいて、個々の腹診をもっとていねいにやった方がいいのかもしれないと思い返したりしています。


楽しかったですね。お疲れ様でした(^^)v
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