エゴイズムを悪く言ってはいけません。
エゴから人は始まるのです。
自分を愛する勇気、そこから意識としての生命が誕生します。
エゴのない人はまだ生まれていないか自死している人です。
エゴからはじまり、人は、エゴを深く探求して自らを深化し拡大させていきます。
そのことが精神の成長なのです。その成長を妨げてはいけません。
それを通じて人は、自分が世界の中で孤立して存在しているのではないということを知り、
人と人とが結びつくことによって世界が構成されているということを知ります。
エゴの深化は窮まることがありません。
ある民族はエゴを深化させることで自他の区別を設定し、その範囲内に自分たちの存続をかけ、その民族性を設定しました。
ある民族はエゴを深化させて底が割れ、エゴがある間は成長過程であり、エゴの枠組みが壊れた時、死がそこにあることを知りました。
そこが世界の淵であると感じたわけです。
またある民族はエゴの混沌の先に生死の超越があり、
生死を超越することで宇宙がまことに生命一体の生命そのものであることを知りました。
歓喜の踊りはそこで踊られ、生命の祭が始まりました。
美しい美しい民族の物語が語り継がれることになりました。
エゴがある人は大切な成長過程にあります。
自分の中にあるエゴを育てて大きな大きな樹にしなさい。
誰でもその下で憩うことができるような大きな大きな人になりなさい。
師はそう言われて去っていきました。
私は魂に刻むべくその言をここに残しておこうと思います。
讃仰 一言真人 やんぬるかな 役の行者 小角
伴 尚志 拝
小乗即大乗
小乗自若愚昧心 大乗自若驕慢心
小乗求自己 大乗表自己
自己即仏 般若波羅蜜多
自己即他 般若波羅蜜多
自他即通 真如一体
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