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一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/

知識と知恵


一元流鍼灸術と、中医学との違いの中心は何かというと、
知恵(一元流)と知識(中医学)の違いにあります。

知識は、積み重ねて記憶すれば増えていきます。
知恵は、物事の理解の深さによって変化します。
知識は量的なものですが、知恵は質的なものです。

ものごとを理解するということはほんとうは知恵を深めるという
ことを意味しています。
けれども現代では知識の量を競う傾向にあるようです。

知恵は個人的な理解であり、他者と比較することはできず、教
えることも難しいものです。気づくことを続けることによってしか
深まることのできないものです。この気づきを得るために言葉
が使われます。

知識はその量を他者と競うことができますし、正確かどうかとい
う観点からも計りやすいものです。理解することはできなくても
増やすことができます。ですからテストをすることなどで比較す
ることができます。

けれども、蓄積した知識を総合し、ほんとうの理解にしていこう
とすると、知恵の力が必要になります。そのとき、知識のほとん
どは必要がないものだったと気づき、愕然とすることになります。
知識は不安の覆いのようなものでえ知恵を曇らせることが多い
わけです。

一元流鍼灸術で行っていることは、探究以前のとっかかり。知
恵を深めるための基盤づくりにあります。鍼灸という言葉を超え
た世界に住むわれわれは、その道を理解し探究していくことが
できると考えているためです。

知識を横軸とすれば知恵は縦軸です。縦軸は大黒柱のようなも
のです。さまざまな知識はそこから出てきます。言葉が流れ出
す源のようなものです。流れ出した言葉は知識として集積されて
います。知恵のない人が集積された知識をまとめたものが中医
学です。ですから中医学を乗り越えることが必要になるわけで
す。
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