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一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/

基礎的な人間観 人は中心を持つ気一元の統一体


気一元の観点から進めていく弁証論治には、多くの矛盾が出やすいものです。几帳面な人ほど無理にでもつじつまを合わせようとするわけですが、自然に整合性が取れていくよう、ゆとりをもって見守ることが大切です。

どこに問題があるのかということを認識することができれば、答えはおのずから湧いてきます。

問題を認識するためには、東洋医学的な生命観への理解が大切になります。一元流鍼灸術では、《難経》と江戸時代の生命観を中心に据えています。このことについての詳細は《一元流鍼灸術:古典篇》で、日本医学とは何かという考察を通じて解説しています。


....人は中心を持つ気一元の統一体



【六十六難の図】

臍下丹田が中心 これがいわゆる腎間の動気

《難経》六十六難は三焦を通じた腎間の動気が全身に充満する様子を表したもの
『三焦は原気の別使』
『臍下腎間の動気は人の生命であり、十二経の根本』

《難経》ではこのように人間を把握していました。

澤田健先生が称えられた江戸中期の《難経》の解説書の《難経鉄鑑》には、「《難経》は元気を説いた書物である」と語られています。
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