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一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/

.■補瀉一体論


補瀉一体論 目次


はじめに
問:瀉法なんてないのでは?
答:伴 尚志
鍼を通じて邪気が出る
補瀉の手技などない
気の濃淡を調える
補は瀉なり、瀉は補なり
補瀉と日常生活・養生は同じ
生命力の観点から補瀉を考える
気虚と気滞は一体
充実した生命力=代謝を上げ免疫力を高める



...■はじめに


ことの始まりは、補瀉についての話をメイリングリストで読んでいた会員から、瀉法って何だろう、実際には瀉法なんてないのではないか?という疑問が上がったことによります。
自然な問いだったので、そのまま何も見ずに答えているうちに議論が拡大していきました。

虚実補瀉については実はテキスト『一元流鍼灸術の門』の第十章 実戦編316p~321pにかけて詳細に述べられています。ホームページではここhttp://1gen.jp/1GEN/1802/SENKETU.HTM#12ですね。まとめとして「要するに、虚実補瀉という言葉は、一元流鍼灸術においては、「弁証論治によって患者さんの身体を把握し、それに沿って全身の経穴の反応を診ることによって選穴し、選穴された経穴に対してその経穴の形状に応じた処置を行う。」ということに換言されます。」という言葉で終えられています。

とても丁寧に描かれているので今、さらに言葉を重ねる必要はないかとも思います。けれども、勉強会で話題になってまだ理解できていない人、理解したくない人もいるようだったので、話の流れに沿って言葉を重ねていったわけです。別の角度からの虚実補瀉のお話しとして、お役に立つのではないかと思い、ここに『補瀉一体論』として、まとめてみました。
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