fc2ブログ

一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/

■ 器の充実

器についての問答は続きます・・・


■ 問

勉強道具の一つ「一元流鍼灸術への招待:前篇」をつまずきながら
ですが読み終えました。
整理しようと、テキストを再度読み出したら、もっとつまずいて
しまいました。頭の整理どころか大混乱となっとしまいました。
なので、不明な所を一つ一つ質問させて頂きます。

今回は、器の充実についてです。
テキストには
「器がもっとも充実している状況とは、器が大きく敏感で密度が
密であるということであり、さまざまな外界からの影響を取り
込んで自己の器をさらに充実した地平へと高めていくことので
きる状態の事」
とあります。
敏感=影響を受けやすいという事だと思うので、外界の影響を受
けやすいという事は、不安定な事ではないかと思えてしまいます。

「外界の変化を敏感にとらえる事ができるとき、身体がどのよう
な反応を起こすかという事は別問題となります。」
ともテキストにはあります。
となると、敏感という言葉だけに目がいってしまっているのかな
と思ったりします。

器の充実を「新陳代謝が正常なもの」のようなイメージでとらえ
ると、器の敏感さも理解できるのですが、このイメージは間違っ
ていますか?
伴先生、ご指摘お願いします。



■ 答


> 整理しようと、テキストを再度読み出したら、もっとつまずいて
> しまいました。頭の整理どころか大混乱となっとしまいました。
> なので、不明な所を一つ一つ質問させて頂きます。

はい了解しました。


> 今回は、器の充実についてです。
> テキストには
> 「器がもっとも充実している状況とは、器が大きく敏感で密度が
> 密であるということであり、さまざまな外界からの影響を取り
> 込んで自己の器をさらに充実した地平へと高めていくことので
> きる状態の事」
> とあります。
> 敏感=影響を受けやすいという事だと思うので、外界の影響を受
> けやすいという事は、不安定な事ではないかと思えてしまいます。
>
> 「外界の変化を敏感にとらえる事ができるとき、身体がどのよう
> な反応を起こすかという事は別問題となります。」
> ともテキストにはあります。
> となると、敏感という言葉だけに目がいってしまっているのかな
> と思ったりします。
>
> 器の充実を「新陳代謝が正常なもの」のようなイメージでとらえ
> ると、器の敏感さも理解できるのですが、このイメージは間違っ
> ていますか?

器の充実に関しては、大きさと敏感さと密度という三点を同時に考
える必要があります。そしてそれを個々の患者さんの状態にあては
めつつ考えていくわけです。

「新陳代謝が正常なもの」というだけではイメージとして狭くなり
ます。


■ 問


器の充実について、ご返答ありがとうございました。

先日、知人と中華の定食を食べに行った時の事を思い出しました。
私には量が多く胃もたれしそうだなと思い残してしまいました。
結局お腹の調子が悪くなりました。
しかし、最後まで美味しく食べた知人もいました。

同じものを食べても、感じ方や食べれる量や身体の反応が違うなと
思い、これが器の充実を考える上で必要な敏感さと大きさと密度の
現れなのかと思いました。

こんな捉え方、安易でしょうか?


■ 答


> 先日、知人と中華の定食を食べに行った時の事を思い出しました。
> 私には量が多く胃もたれしそうだなと思い残してしまいました。
> 結局お腹の調子が悪くなりました。
> しかし、最後まで美味しく食べた知人もいました。
>
> 同じものを食べても、感じ方や食べれる量や身体の反応が違うなと
> 思い、これが器の充実を考える上で必要な敏感さと大きさと密度の
> 現れなのかと思いました。
>
> こんな捉え方、安易でしょうか?

そのあたりから考えるということが始まるのだろうと思います。

外界との対処能力という側面では、

鈍感であれば毒を食べて死んでしまうけれども敏感であれば身体に
悪いものは入れないすぐ吐いてしまう、ということになります。

器が大きければ多少毒を食べても平気で、毒を取り込んで耐性をつ
けることもできますが、器が小さければ死ぬ思いをします。

密度が密であれば毒を身体が受け付けませんが、密度が粗いと深く
毒が入りやすく死ぬ思いをします。


その他、外邪との闘争の場面や、成長の場面など、さまざまなケー
スで考えていくことができます。

同じ個人でも年齢や疲労度などで異なりますので、そのあたりは病
因病理を考えていくことを通じて把握していくことになります。


治療の方向性としては、より器を充実させるにはどうすればいいの
だろうと考えつつ、五臓のバランスをとる方向で進んでいくわけで
す。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://1gen.blog101.fc2.com/tb.php/374-73c75f36

この人とブロともになる