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一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/


■古典を読むということ

古典を読むということは、自分の意見の歴史的な位置づけを得ることができま
す。これによって、自分の意見を学問のレベルに引き上げることができるわけで
す。

今、臨床の場という古典発祥の地に立つことによって、東洋医学の中核である臓
腑経絡学を磨き上げ書き換えていこうとすることが、東洋医学の先人たちへの一
元流鍼灸術による恩返しとなります。


■人間理解への情熱こそが古典の基本

東洋医学には数千年の積み重ねがあると言われています。数千年の積み重ねとい
っても、その間、同じ言葉が繰り返されてきたのであればそれはただ、数千年の
停滞でしかないということが理解されなければなりません。数千年前の思い付き
を現代においても踏襲し続けているとしたらそれは、いかなる宗教いかなる信仰
心でしょうか!そして、いかなる怠慢でしょうか!


とはいえ、東洋医学の基本的な古典はその成立当時にすでに深い臨床の積み重ね
がありました。生命へのどのようなアプローチがどのような生命状態の変化を及
ぼすというだけでなく、それらの変化を系統立てて纏め上げています。そこにあ
る、人間理解への激しい情熱と執拗さとをこそ、我々は学び取らなければなりま
せん!

そして、その同じ執拗な情熱のみが、古典を乗り越えさせ、より効果的な臨床を
築いていく原動力となるでしょう。一元流鍼灸術が目指すものは、古典に埋没す
ることではなく、古典を作り出す能力を獲得することです。言葉にされた古典を
読むことだけでなく、その言葉の先にある生命理解を身につけることです。


                  伴 尚志
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