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一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/

■『蜘蛛の糸』芥川龍之介著



ある日、お釈迦さまは極楽の蓮池のほとりを散歩していた。はるか下には地獄が
ああり、犍陀多(かんだた)という男が血の池でもがいているのが見える。

 犍陀多は生前、殺人や放火など、多くの凶悪な罪を犯した大泥棒であった。し
かしそんな彼でも一度だけ良いことをしていた。道ばたの小さな蜘蛛の命を思い
やり、踏み殺さずに助けてやったのだ。

 そのことを思い出したお釈迦さまは彼を地獄から救い出してやろうと考え、地
獄に向かって蜘蛛の糸を垂らした。

 血の池で溺れていた犍陀多が顔を上げると、一筋の銀色の糸がするすると垂れ
てきた。これで地獄から抜け出せると思った彼は、その蜘蛛の糸を掴んで一生懸
命に上へ上へとのぼった。

 地獄と極楽との間にはとてつもない距離があるため、のぼることに疲れた犍陀
多は糸の途中にぶらさがって休憩していた。しかし下を見ると、まっ暗な血の池
から這い上がり蜘蛛の糸にしがみついた何百、何千という罪人が、行列になって
近づいてくる。このままでは重みに耐えきれずに蜘蛛の糸が切れてしまうと考え
た犍陀多は、「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸はおれのものだぞ。下りろ。下り
ろ」と大声で叫んだ。

 すると突然、蜘蛛の糸は犍陀多がいる部分でぷつりと切れてしまい、彼は罪人
たちといっしょに暗闇へと、まっさかさまに落ちていった。

 この一部始終を上から見ていたお釈迦さまは、悲しそうな顔をして蓮池を立ち
去った。 』
※これは、ダヴィンチWEBからの引用です。
(『トップ連載1分間名作あらすじ【1分間名作あらすじ】芥川龍之介『蜘蛛の糸』
――地獄から抜け出すチャンスをもらった男の運命は?【1分間名作あらすじ】芥
川龍之介『蜘蛛の糸』――地獄から抜け出すチャンスをもらった男の運命は?文
芸・カルチャー 更新日:2023/2/28』 https://ddnavi.com/serial/465032/a/)

蜘蛛の糸の原文も、無料で入手できるようですので、是非読んでみてください。

課題は、この蜘蛛の糸を切られたあとのカンダタの心理状況の記述です。どんな
気持ちをカンダタは抱いたのだろうか。自分の心に照らして考えて、書いてみて
ください。いわく、『蜘蛛の糸―その後』です。

私も考えてありますので、それは五月八日頃に発表します。

伴 尚志
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