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一元流鍼灸術

一元流鍼灸術の解説◇東洋医学の蘊奥など◇HP:http://www.1gen.jp/

■坂出祥伸先生の気の概念と伴 尚志のコメント3

■第三に、「気」の連続性ということと関係があるのだが、部分と全体は相互に
関連しあっているという点であり、このことは近代科学の自然観と根本的に異な
る点である。鍼灸医学の身体観において、この点は明確に現れている。

〔伴注:この鍼灸医学の身体観を語る際に重要なことは、「気一元の場をどのよ
うに定めるのか」ということであるということは言うまでもありません。その設
定があるからこそ、全体の範囲がどこまでのなのかが理解でき、部分の範囲がど
の範囲なのかが理解できるからです。この、全体という言葉が意味する中身と部
分という言葉が意味する中身が明確に理解されていなければ、部分と全体の相互
の関連性という意味があいまいになってしまいます。またこの「場の設定」をす
る際に、部分としてのその場の個性をよく理解しておかなければならないという
こともまた、一元流のテキスト『一元流鍼灸術の門』に提示されている診察部位
の概念として述べられているとおりです。この診察部位の捉え方は、坂出先生の
この「部分と全体は相互に関連しあっている」という言葉を補完するものとなり
ます。〕


■第四に、世界に終末が到来しても「気」は滅びることがないから、かならず再
生する、という考えかたがある。

〔伴注:気の時空を超えた普遍性を理解していれば、ことにこの言葉を発する必
要はありません。キリスト教的な終末論に対して一撃を加えておこうとされたの
でしょう。〕


        伴 尚志
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