10月の勉強会は、病因病理の初めから読み合わせが始まり、病因の終わりまでいきました。質疑で「オ血」の項目について、冒頭の「オ血は日本では有名な言葉で、血液の汚れといった意味で使われていることが多いですが、これは実は内湿の問題として考えるべきところです。血という文字が入っているため、こう解釈してしまったのでしょう。」という文言に納得がいかないという話が出ました。そこで答えたことは、「オ血というのは、一定の場所に存在して動かない邪気のことです。血が汚れているとかドロドロとかいわれてもそれは動いているわけですから、本来のオ血という言葉を当てるにはふさわしくありません。湿痰の内湿の概念にあたるものだと思います。」といったことを述べました。
実技は手足の経穴診と足の経穴二穴を決めて、一元流小里方式を行いました。各人のレベルがかなり上がっていて、脉を診経穴を診ることが自在にできているのを感じました。私もモデル患者にしばらくぶりでなり、サワサワと触れられているのを感じているうちに、あっという間に爆睡してしまっていました。楽しい時間でした。ありがとうございました。
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